「循環型都市よこすか」のシンボルとして、2001年(平成13年)に「アイクル」が誕生しました。この施設は、家庭から排出されるゴミのうち約6割を占めるとされる缶・ビン・ペットボトルや、プラスチック製の容器包装などをリサイクル(再資源化)して、横須賀市が1年間で処理する約17万トンのゴミを減量化し、最終処分場(埋め立て)への負担を軽減するとともに、年間66億円かかっている処理費用を削減することを目的として建設されました。
当初戸惑っていたゴミの4分別化も市民一人一人の心がけや町内会の方々の呼びかけによって、2年を経過してようやく徹底されてきたようです。2002年の夏に発表された2001年度の集計値によると、ゴミの焼却量、埋め立て量とも大幅に減少して、ゴミの処分量全体で15%の減量化に成功しました。またこれとは逆に、資源化された量は前年度と比較して、約7倍増加して、資源化率も大幅に改善されたようです。
資源ゴミの選別・圧縮こん包をはじめとする「リサイクル施設」の見学や、粗大ゴミとして出された家具を修理する家具工房、再生された家具を展示する家具展示スペース、裂き織り、紙すきなどのリサイクル体験ができる工房などの「プラザ施設」の見学をすることができます。