野島は、かつて「百軒島」と言われ、戸数が100軒を超えると災いを招くという言い伝えがありました。これは、実際に何か不吉な事件が起きた「事実」に基づくものなのか、限りある水産資源を大切にしょうとする「戒め」によるものなのか、幕府に優遇され、住み慣れた土地に他人が入いることを拒む「独り占め」を正当化しようとするものなのか、今となってはわかりませんが、結果として、いわゆる「よそ者」を排除していた時期があったようです。
野島現在の野島は、法人が所有していた社員寮の跡地などに、新しいアパートや2世帯住宅などが建設され、世帯数自体は増加しました。