横須賀市にある日本で唯一、ペットと入居できる特別養護老人ホームでの心温まるエピソードがまとめられた本です。すべて実話だそうです。
文福はかつては保護されていた犬で、この施設で飼われるようになり、その後ホームの看板犬になりました。その文福が人の最期を察知すると、そばに寄り添い、看取り活動を行うというお話しです。不思議なお話しですが、動物の純真さや入居されている方々を見守る施設のスタッフの無償の愛、そして、風通しの良い職場の環境が伝わってきます。「精一杯生きる」ということについて考えさせられる一冊です。
いま横須賀で本当に起きているペットと人の感動ドラマです。是非ご一読ください。
(2019年7月18日に「看取り犬・文福の奇跡」(右)が出版された後、2020年6月22日に新たにエピソードと後日談が加えられ、「看取り犬・文福」(左)として本のタイトルと装いも新たに宝島社より出版されました。)