追浜駅から夏島貝塚通りを工場地帯のある東へ直進すると、岸壁近くの右手に「こんもり」とした山が見えてきます。
ここは、現在、貝山緑地と言われていますが、かつて旧横須賀軍航空隊が軍事目的で使用していた基地がありました。昭和18年頃に敷設された総延長2,000メートルに及ぶ地下壕が存在します。軍事施設のため、その使用目的や果たしてきた役割など明らかになっていない点も少なくありませんが、当時の土木技術の粋を集めた、また、追浜の歴史を知る意味でも貴重な戦争遺跡です。
NPO法人アクションおっぱまが中心となって不定期に見学ツアーが開催されていましたが、2011年の東日本大震災以降、横須賀市により地下壕への立ち入りが禁止されていました。その後、公開を求める多くの声を受けて、横須賀市では安全性を高める整備工事を行い、地下壕の一部を公開するガイドツアーが2021年6月よりスタートすることになりました。
見学日や募集人員、ツアー参加料、注意事項などについて、詳しくは、「NPO法人よこすかシティガイド協会」、または、「NPO法人アクションおっぱま」のホームページでご確認ください。
NPO法人よこすかシティガイド協会 (kankoh-guide.com)
NPO法人アクションおっぱま｜横須賀市追浜のまちづくり (action-oppama.org)
（参考資料「アクションおっぱま」「よこすかシティガイド協会」「タウンニュース」）