横須賀市生涯学習センター(まなびかん)で、文化財講座「横須賀製鉄所の西洋の暮らし」~ティボディエ邸の復元を中心に~が7月31日に開催されました。
ティボディエ邸が復元される経緯や建設の過程、ガイダンスセンターとしての役割を果たす設計について、プロジェクトリーダーの視点から丁寧な説明がありました。
復元されたティボディエ邸は、正式名称が「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」で、横須賀市の観光スポットや郷土の歴史を案内するガイダンスセンターとしての役割も担っています。
万延元年(1860年)に小栗上野介らが遣米使節団として訪れたワシントン海軍造船所から持ち帰ったネジが展示されていました。この一本のネジから日本の近代化が始まりました。小栗の墓がある群馬県高崎市倉渕町の東善寺から特別にお借りしたものだそうです。
(参考資料「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」「横須賀市生涯学習センター」)