小柴貯油施設は旧日本海軍によって燃料貯蔵基地として建設され、戦後は米軍によって接収され、航空機燃料を備蓄する施設として使用されてきました。その後、平成17年12月に日本に一部が返還され、平成26年7月に市民公園として基本計画が策定され、そして、平成29年7月に工事が進められていく段階で、土壌汚染や作業の安全性など幾つかの問題が発生しましたが、このほど、公園の一部の整備が完了し、令和3年7月にオープンすることになりました。
公園予定地の全体の広さは約55ヘクタールで、今回は芝生広場や滑り台などの遊具、トイレがある約1.5ヘクタールがオープンしました。
公園全体は3期に分けられ、今回オープンしたエリアを含めた1期区域(約13ヘクタール)は2022年度末に、里山や林などが保全される2期区域(約27ヘクタール)は2026年度末に、大型地下タンク跡がある3期区域(約15ヘクタール)には広場などが徐々に整備されていきます。
(参考資料「神奈川新聞」「横浜市環境創造局公園緑地整備課」「すまい造りメール第79号」)