新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が解除されました。
感染防止対策に気を使いながら、繁華街や観光地に人手が戻り始めています。
横浜駅の北側に小高い丘があります。
江戸時代に整備された東海道が残されています。
品川宿、川崎宿と、江戸日本橋を出て三番目の宿場町、
神奈川宿があったところです。
文久三年(1863年)に「さくらや」を引き継いで
「田中屋」が創業しました。
ここはかつての神奈川湊を見下ろす景勝地でした。
「おりょう」さんも働いていた「さくらや」は
歌川広重の東海道五十三次の神奈川にも描かれています。
現在の写真と比べると、
安政三年(1854年)に締結された神奈川条約をきっかけに、
横浜が埋め立てにより劇的に変わったことがよくわかります。