渓流に住むヤマメは自分の縄張りをつくりマス。
その縄張り争いに敗れたり、あるいは、チャレンジ精神を持ったヤマメは、新天地を求めて大海原に出て行きマス。
しばらくすると、川で育ったヤマメよりも2~3倍大きく成長し、サクラマスとなって、生まれた川である故郷にもどって来マス。
生まれたところを棲み処として深く濃く過ごし成長したヤマメと、故郷を離れ一回り大きく成長したサクラマスは、お互いに協力して、次世代に生命を繋げる努力をしマス。
(「Digital remastering版」第208号すまい造りメール2019年7月号掲載)