いつのまにか、春がやってきました。
「春に風が吹くとスギ花粉が大気中を漂い、車の排気ガスなどとともに体内に入りアレルギー反応を起こし、体内から追い払おうとして、くしゃみが出る。目がかゆくなり、鼻水がいつのまにかたらりと流れ、あわてて鼻をかむ」
豊臣秀吉の大阪城築城を契機に、近隣の町が活気を帯び、木材の需要が高まり、現在の奈良県吉野地方でスギの植林がはじまりました。この吉野スギは、青森ヒバ、木曽ヒノキとともに日本三大美林の秋田スギと肩を並べ、品質の良いスギのブランドとなりました。
時は流れ、戦後の日本は、右肩上がりで高度な経済成長を遂げ、未曾有の建設ラッシュとなり、急激に伸びた木材の需要を考慮して、30~60年で成長し、比較的育ちやすいスギの植林が全国各地で盛んに行われるようになりました。
時は流れ、住宅に使われる木材は、国産材に代わり、東南アジアや北米などから安く入る輸入材が使われるようになり、手間隙かけて育てられた国産材が、外国産の木材に太刀打ちできず、廃業する林業関係者が多くなり、間伐もされずに伸び放題のスギ林が全国各地に広がりました。
その間に、農耕民族で穀物や野菜が中心であった日本人の食生活は、動物性脂肪やたんぱく質が中心の食生活に変化し、いろいろな化学調味料も食すようになった結果、日本人は、アレルギーを発症しやすい体質になりました。
そこで、花粉症の撲滅のためにも、国産のスギを使い、リフォームをしましょう。計画的に管理されたスギ林にもどすためにもご協力ください。弊社としましても微力ながらお手伝いさせていただきます。