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藤尾聡允「心の整え方」(MS研究会#501)

3月24日(金)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第501回3月例会の講師として、臨済宗建長寺派独園寺(どくおんじ)のご住職、藤尾聡允様をお招きしての講演会が開催されました。

会場は追浜コミュニティセンター4階集会室で、参加者は16名(会員13名ゲスト3名)でした。

藤尾聡允ご住職は、独園寺に生まれ育ち、銀行員として海外で生活された経験を活かし、チベット仏教を代表するダライ・ラマ法王やバラク・オバマ米国大統領が来日された際には、通訳のスタッフの一人として参加されたそうです。

また、独園寺や建長寺で、外国人向けの坐禅指導や仏教講座を開催する一方で、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」を立ち上げ、カウンセリングやメンタル・ケアを目的としたメディテーションやワークショップを開催しています。

ご講演の内容は、「心の整え方」をテーマに、ここ2~3年のコロナ下において、また、さまざまな情報が自然と耳に入る中、常に自分と向き合い、他者との比較ではない、自分なりの生き方について、瞑想を体験する時間を取りながら、お話しを伺いました。

仏教の基本方針としての心構え、「四諦八正道(したいはっしょうどう)」を学びました。

四諦(したい)とは、苦諦(くたい)、集諦(じったい)、滅諦(めったい)、道諦(どうたい)の四つで、人生は苦悩の連続であり、逃げても逃げても苦悩は追いかけてきます。これらの苦しみを打ち消すには、現実をありのままに受け入れ、自分の心の在り方、ものの見方を変える必要があります。

八正道(はっしょうどう)とは、正見(しょうけん)、正思惟(しょうしゆい)、正語(しょうご)、正業(しょうごう)、正命(しょうみょう)、正精進(しょうしょうじん)、正念(しょうねん)、正定(しょうじょう)の八つで、正しい見方をして、正しい考えを持ち、怒りに任せた行動をしない。正しい言葉を語り、正しい行いをする。正しい生活を送り、正しい努力をする。正しい自覚をして、正しい瞑想をすることです。

「なるほど…。まだまだ、修行が足りません」

※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員18名で活動しています。

MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。