7月26日(水)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第505回7月例会の講師として、横須賀市自然・人文博物館、主任学芸員の山本薫(やまもと・かおる)様をお招きして講演会が開催されました。
会場は追浜コミュニティセンター4階集会室で、参加者は16名(会員14名ゲスト2名)でした。
山本薫様は、山形県のご出身で、小さいころから植物の図鑑を一人で眺め、実際に外で自然観察をするような少女だったそうです。その後、首都大学(現東京都立大学)で村上哲明博士(現在は東京都立大学牧標本館の館長を務めている)の下で植物学を学ばれ、ご卒業後、国立科学博物館、埼玉県立自然の博物館の学芸員などを経て、横須賀市自然・人文博物館で三浦半島、神奈川を植物を中心に研究をされてます。
ご講演のテーマは「牧野富太郎博士と横須賀・神奈川との関係」で、ご講演内容は、牧野富太郎博士の功績と、観音崎や神武寺など実際に三浦半島で調査・研究された標本を実際にお持ちいただいての説明や横須賀市自然・人文博物館の紹介、山本様が現在の調査・研究されているテーマを映像を見ながらご説明いただきました。
質疑応答では参加者からあらゆる分野からの質問に豊富な資料(スライド)を使いながら丁寧にお答えいただきました。
現在、横須賀市自然・人文博物館では、山本薫様が企画された「みどりの不思議」が展示されています。
特別展示「みどりの不思議―多様な植物の世界―」 | 横須賀市自然・人文博物館 (museum.yokosuka.kanagawa.jp)
※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員18名で活動しています。令和5年2月23日に第500回記念特別行事を開催しました。
MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。