11月24日(金)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第509回11月例会の講師として、ノンフィクションライター 菅野久美子様をお招きして講演会が開催されました。
会場は追浜コミュニティセンター4階集会室で、参加者は14名(会員13名ゲスト1名)でした。
菅野久美子(かんの・くみこ)様は、宮崎県のご出身で、大学を卒業後、出版社の編集者を経て、現在のフリーのノンフィクションライターになりました。コロナ禍によってさらに生きづらくなった「孤独」を抱える社会の問題点をテーマに取材を重ねています。
ご講演のテーマは「超孤独死社会」についてで、ご講演内容は、社会問題化している高齢者の孤独死について、数多くの取材から感じた問題点を豊富なデータや取材から、お話しいただきました。
「生きづらい社会」のテーマを取材するきっかけとなったのは学生時代の体験からで、その大きな壁を乗り越え、真摯に取材する姿勢とそのエネルギーには驚嘆しました。さまざまな視点からの考察はなんとかしてこの状況を脱する方法を弱者に代わって探しているように思えました。心に響くお話しでした。
質疑応答でも参加者からあらゆる質問に丁寧にお答えいただきました。
※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員18名で活動しています。令和5年2月23日に第500回記念特別行事を開催しました。
MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。