3月26日(火)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第512回3月例会の講師として、公益社団法人横浜歴史資産調査会(横浜ヘリテイジ)常務理事・事務局長で地域遺産プロデューサーの米山淳一(よねだ・じゅんいち)様をお招きして講演会が開催されました。
会場は追浜コミュニティセンター2階第1学習室で、参加者は17名(会員15名ゲスト2名)でした。
米田淳一様は、横浜ヘリテイジで、「歴史を生かしたまちづくり」を推進されています。また、地域遺産プロデューサーとして、全国の歴史的町並み、棚田、近代化遺産、鉄道遺産、絹遺産等の保存活用、歴史を生かしたまちづくりと観光を推進されています。
長浜鉄道スクエア名誉館長、一般財団法人日本茅葺き文化協会理事、日本鉄道保存協会事務局長、シルクロードネットワーク協議会事務局長、NPO法人街・建築・文化再生集団理事。日本交通協会会員と幅広くご活躍されています。
また、横須賀市民大学で「歴史遺産を歩く」の講義を行っていて、令和6年度で10年目を迎えるそうです。
ご講演のテーマは「歴史を生かしたまちづくりと地域活性化」です。ご講演内容は、日本の歴史的環境保全の足跡を振り返り、全国各地のプロジェクトの事例を豊富な写真データから解説していただきました。2015年「歴史を生かしたまちづくりと観光」に引き続き2回目となります。
地域を活性化させたり、観光を振興させたりするには、行政やそれぞれの専門家の意見がヒントになったり、きっかけになったりしますが、最終的には、その街(地域)に住む人たちがどれだけその街(地域)の歴史を熟知し、そして愛し、誇れているかという「シビックプライド」や「プライドオブプレイス」をどれだけ持っているかが、そのプロジェクトの原動力になり、成功(持続)する唯一の条件となることを再認識しました。
はたして、追浜は燃えているか?
※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員18名で活動しています。令和5年2月23日に第500回記念特別行事を開催しました。
MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。