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民俗学について(MS研究会#518)

9月26日(木)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第518回9月例会は、横須賀市自然・人文博物館学芸員・瀬川渉様をお招きして講演会が開催されました。

会場は追浜コミュニティセンター4階集会室で、参加者は13名(会員12名ゲスト1名)でした。

講師の瀬川学芸員には、7月に開催された博物館の視察会(企画展示「しぜん★はくぶつチャンピオンシップ」の説明)及び普段では見ることができない収蔵庫をはじめとする研究施設を巡るバックヤードツアーでもお世話になりました。

テーマは「民俗学からみた横須賀・三浦半島」で、民俗学からの視点から我々の地域を紐解くといったお話しでした。

民俗学とは、暮らしの中で生活用具などの有形、また、風俗や習慣、民話などの無形にかかわらず、「伝承」されてきた歴史的変遷を明らかにして現在の生活文化と比較しながら考える学問で、まだ、新しい学問ということでした。近代の民俗学は、「遠野物語」などで知られる柳田国男らの貢献が大きいようです。

横須賀の独自の工業製品である「金銭登録機」(光工業社製)の話しはとても興味深いものでした。

三浦半島に伝わる「湯立神楽」や「彪踊り」の映像を見ながら、「伝承」の難しさ、大切さを学びました。

尚、その時のご講演の模様が、J:COMチャンネルの「ジモトトピックス」で10月5日(土)~11日(金)放映されます。

※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員18名で活動しています。令和5年2月23日に第500回記念特別行事を開催しました。

MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。