横須賀が登場する文芸作品(マンガも含む)や横須賀に縁のある文学者を紹介します。
『横須賀OP.』谷村ひとし(少年画報社)
1986~87年に『少年キング』に連載されたハードボイルド・アクション漫画。主人公冬木英司は、三笠公園の近くの高校「横須賀学園」に通う高校生ですが、アメリカ海軍横須賀基地内に住み(基地には顔パスで入れます)、探偵業を営んでいます(タイトルの「OP.」は「operative」の略で探偵のこと。「オプ」と読みます)。さらにライブハウス「ロックシティ」の人気ボーカリストでもあります。高校生ながら、ストリートファイトには自信があり、拳銃も使いこなし、自動車の運転は言うに及ばず、F14戦闘機も操縦できます。奇抜な設定ですが、一方で、米軍基地やドブ板通り、横須賀中央駅周辺など、横須賀のディテールが描かれています。
(洗足学園中学高等学校教諭 中島正二)