安政5(1858)年、アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスと次々に修好通商条約が結ばれ、翌年横浜港が開港すると、港には東波止場(イギリス波止場)と西波止場(税関波止場)の2つの波止場が建設されました。その東波止場が時代とともに少しずつ形を変え、いつしか「象の鼻」と呼ばれるようになりました。
横浜港発祥の地である「象の鼻地区」が、開港150周年を記念して、横浜の歴史と未来を結ぶ象徴的な空間「象の鼻パーク」として整備されました。新港ふ頭寄りの「開港の丘」には、芝生広場や芸術作品が展示されるカフェ「象の鼻テラス」があり、日本大通りと結ばれている「開港波止場」には、イベントが開催できる開放的な広場があります。また、大さん橋寄りの「象の鼻防波堤」は、横浜港が一望できる新たなビューポイントとなっています。