横須賀市大津にある浄土宗のお寺、宮谷山信楽寺の墓地の中央の小高いところに「贈正四位阪本龍馬之妻龍子之墓」と刻まれた坂本龍馬の妻「おりょうさん」のお墓があります。平成22年はまさに坂本龍馬の年でした。坂本龍馬は、1867(慶応3)年11月15日、京都近江屋で見廻組与力の乱入を受け、33歳の若さで斬殺されました。
(参考資料「おりょうさん」追想【大津観光協会】)
未亡人となったおりょうさんは、龍馬の実家である土佐の坂本家をはじめ、京都、大阪、東京などを転々とした後、海軍下士官に嫁いだ妹を頼って横須賀市大津に移り住みました。明治8年7月2日、西村松兵衛と入籍し、「西村ツル」となり、大阪から呼び寄せた母と妹、養子として迎え入れた妹の前夫の子とともに深田(米ヶ浜通り)に移り住み、明治39年1月15日、66歳で波乱万丈の生涯を終えるまで横須賀で暮らしていました。