三浦半島の西海岸にある秋谷から若命家の長屋門の脇を通り子安の里に抜ける古道があります。現在では通る人も少なく、枯葉がつもるやや荒れた道ですが、七曲がりと呼ばれる難所や、馬では通ることができない牛の道であったことを教えてくれる牛頭観音があり、昔の趣が残る、季節感のある自然いっぱいのコースです。
(参考資料「とっておきの散歩道」「とっておきの三浦半島」)
子安の里には、ゆるやかな傾斜をもった丘陵地に民家や畑が点在しています。長屋門、馬頭観音、庚申塔、炭焼き小屋があり、江戸時代にタイムスリップしたようです。また、人里離れた小高い丘には、樹齢400年と言われるタブノキがあり、その生命力に圧倒されます。近くの湘南国際村からの眺めも良く、相模湾越しの富士山に落ちる夕陽を堪能することができます。めぐりの森を抜けて、大楠山まで行くことができるハイキングコースが整備されました。